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  <title>寅さんブログ</title>
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  <description>「男はつらいよ」全48作を完全制覇への道!!</description>
  <lastBuildDate>Wed, 31 Mar 2010 02:24:38 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>第１２作　「男はつらいよ」　私の寅さん</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>第１２作　私の寅さん　１９７３年（昭和４８年）<br />
<br />
<a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/12.jpg"><font size="2"><img border="0" alt="12.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1270001906/" /></font></a><font size="2">その頃――――<br />
未曾有の大飢饉に葛飾郡柴又村の民は<br />
苦しんでいた――――</font></p>
<p><font size="2">菜種油を悪徳商人に買占めされ、灯りを失った柴又村の民衆。国賊として追われる&quot;車寅次郎&quot;の妹・櫻に乱暴を働く買占め商人。そこへ現われた車寅次郎。「この面体、よもや見忘れではなかろうよ。よくも私達一家にむごい仕打ちをしてくれたな。餓えに苦しむ柴又の民衆に代って、天罰を与える！」。ピストルで悪人どもを撃つ車寅次郎。喜ぶ柴又の民衆。「柴又村の皆さん！　もう大丈夫です。ここに我が同志は立ちあがった！」・・・・・フェリーの中で目を覚ます寅さん。 <br />
&nbsp;<br />
三越デパートの紙袋を抱えて「とらや」に帰ってきた櫻。明日から行く「とらや」一家の九州旅行の為の買物である。おいちゃんは寅さんの事を考えると気分がすぐれないらしい。万が一旅行中に寅さんが帰ってくると面倒な事になる。それを考えると憂鬱になるのであった。 <br />
案の定、その事をタコ社長に話していると寅さんが突然帰ってきた。<br />
「とらや」の面々は夜になっても明日から旅行に行く事を寅さんに言えずにいた。そこへ御前様が餞別を持って「とらや」にやってきた。御前様が「寅が留守番をすればいい」と話したところで、みんなで旅行に行く事が寅さんにばれてしまった。これは寅さんに話が伝わるケースとしては最悪である。 <br />
どうして最初から言わなかったのかと怒り出す寅さん！おばちゃんが泣き出し、櫻と博が何とか寅さんをなだめて一件落着となった。そして寅さんが一人で留守番をし、「とらや」一家は翌日から九州旅行に出掛ける事になった。 <br />
出掛けた日の夜、旅行を楽しんだ一行は寅さんに電話する事をすっかり忘れていた。夜の８時を回ってから電話の事を思い出し、「とらや」に電話すると酔っ払いながら怒っている寅さんが電話に出た。家族のみんなを一人づつ電話に出させ、なかなか電話を切らない寅さん。小さな満男まで電話に出させる始末で、結局電話代を2,800円も使うハメになった。 <br />
２日目の夜、「とらや」に電話するとまた寅さんが突っかかってきた。電話口でおいちゃんと喧嘩になり、家を出ようとするが誰もいない事を思い出してか、寂しくて自分の部屋に篭ってしまった。みんなが帰ってくる日、寅さんは風呂を沸かしてシャケの切身とお新香を用意し、部屋の片付けまでしてみんなを優しく出迎えた。 </font></p>
<p><font size="2"><br />
江戸川土手の歩道を歩く櫻と満男。土手の斜面に寝そべっている男が一人、櫻をじっと見つめている。怪しい男だと思った櫻は満男の手を取り急いで「とやら」に帰った。男は櫻の後を追って「とらや」の近くまでやってきた。変な男が追いかけてくるとおばちゃんに言うとすぐに寅さんを呼び、「とらや」の店先まで来ていたその男を羽交い締めにした。しかしその男は痴漢などではなく、寅さんの小学校時代の同級生の柳文彦（前田武彦）だった。文彦は羽交い締めにされた時に思わず寅さんの名前を呼び、難を逃れた。 <br />
前田武彦さん扮する柳文彦は金持ちの坊ちゃん同級生というキャラクターがピッタリ！通称デベソの柳文彦は小さい頃は父が開業医をやっており、いつも石鹸の匂いをプンプンさせた裕福な子供だった。しかし今は医院もなくなり、放送作家をやりながら細々と暮らしている。再会した二人は意気投合し、文彦の家まで行って酒を酌み交わした。二人が酒を飲んでいる家には文彦の妹・りつ子（マドンナ・岸恵子）が住んでおり、絵を書いて生計を立てていた。 <br />
寅さんと文彦は酒を酌み交わしながら昔の事を思い出し、二人で「キリギリスの唄」を合唱するのである。<br />
♪柱の傷はキリギ～リ～ス～、五月いつか～のキリギ～リ～ス～ <br />
これは「背くらべ」の替え唄で、キリギリスのような痩せた女先生に対して悪戯心で作った唄である。しかしその先生は寅さんを呼びつけ、ピアノを弾いて泣きながら自分でこの唄を唄ったらしい。それを見た寅さんはどうして良いかわからず、「へへ～」と笑うしかなかった。これは女先生と寅さんの感情の交差点である。寅さんの思い出話を聞くだけで情景が思い出され、やはり印象に焼きついてしまうシーンである。 </font></p>
<p><font size="2">りつ子の書きかけの絵を何気なく触った寅さんは、誤って絵に絵具を塗ってしまった。そこへちょうどりつ子が帰ってきた。絵具を塗られた自分の絵を見て怒りだすりつ子。謝っても許してくれないりつ子の態度に寅さんも怒りだし、寅さんはそのまま家に帰ってしまった。妹に対し、「あいつの事、許してやってくれよ」という辺りは前田武彦さんの優しい性格が滲み出ているような気がする。その事が第１２作に対する印象を一層強くしているのであろう。 <br />
夜になっても昼間の事で気分が冴えない寅さんは、不機嫌なまま自分の部屋に篭ってしまった。 <br />
同級生の柳文彦は以後の第２８作にも同窓会シーンで登場するが、しかしそこでは寅さんの事を毛嫌いしている。恐らくそれは第１２作の終盤で元気を無くした寅さんを心配し、ワンカップを持って行ったにもかかわらずそれを放り投げられた事を根に持っていたからかもしれない。または第１２作では仲の良い振りをしていて実は寅さんが大嫌いだったか、または第２８作の同級生達に相づちを打つつもりで寅さんの悪口を言ったか、その辺りの真相はわからない。しかし私は酒を飲みながら昔話に酔いしれていた時の二人の気持ちを信じたい。 <br />
しばらくしてりつ子が一人で「とらや」にやって来た。追い返して塩をまくつもりでいた寅さんだったが、女らしい優しい態度のりつ子を見たとたん、そんな気持ちはいっぺんに引っくり返ってしまった。「とらや」で食事をしながらりつ子と話している内に、例によって寅さんはりつ子に惚れてしまったようである。 <br />
ある日りつ子は画商の一条（津川雅彦）と「とらや」で待ち合わせをした。何だかんだ言いながら二人の話に首を突っ込もうとする寅さんに、二人っきりで話をさせて欲しいと一条が言い放った。てっきり振られたと思った寅さんは旅支度をするが、りつ子が一条は大嫌いだと言った事により旅に出るのは直前でお預けとなった。 <br />
りつ子にはかねてから心に想う男がいたが、その男が金持ちの女性と結婚する事になった。りつ子は食事も喉を通らなくなり、失恋の痛手でついに寝込んでしまった。寅さんがりつ子を見舞って家を訪ねた時に、りつ子から失恋した事を知らされた。話を聞かされた寅さんはショックを受け、結局寅さんも失恋の症状が出てしまい、寝込む事となった。 <br />
今度はりつ子が寅さんを見舞って「とらや」までやってきたが、意識がもうろうとする寅さんはりつ子を櫻だと勘違いし、りつ子に惚れている意味の事を本人の目の前で言ってしまった。それを聞いたりつ子はその場に居られず、すぐに帰ってしまった。 <br />
その後寅さんはりつ子を訪ね、自分の失態を弁解するような話をした。しかしりつ子から「友達でいたい」などとあっさり言われてしまい、結局は振られる結末となった。「とらや」に帰った寅さんは旅支度をし、寒空の下また旅に出て行くのであった。 </font></p>
<p><font size="2">&nbsp;<br />
ところでこの作品には不思議な点がいくつかある。一つ目は主題歌が流れている時のテロップの中のおいちゃんの名前が&quot;龍造&quot;になっている事である。おいちゃんの名前は&quot;竜造&quot;のはずである。この点については単なる間違いか、それとも何か思惑があっての事なのか、以後の作品を見直す際に注目したいと思う。<br />
二つ目はおばちゃんの「あたしゃ箱根より西へ行くのは初めてなんだからね」というセリフである。おばちゃんは第３作で三重県の湯の山温泉においちゃんと二人で旅行に出掛けている。これはどう考えれば良いのだろうか。第３作のおいちゃんは森川信さんであり、第１２作のおいちゃんは松村達雄さんである。この違いが何か関係あるのだろうか。<br />
三つ目は旅のシーンの寅さんと「とらや」一家が逆になっている点である。多くの作品は序盤で寅さんが「とらや」に帰ってきた後に喧嘩となり、寅さんが土産を櫻に放り投げるなどして再び旅に出ていくのが定番である。第１２作も喧嘩するところまでは例に同じだが、その後寅さんが留守番をして家族が旅に出る。家族が旅先にいると思うと寅さんは心配になり、電話が待ち遠しくなる。これは普段から家族に心配ばかりかけている寅さんにとっては骨身に凍みる体験だったに違いない。その結果風呂を沸かすなどして家族を立派に出迎えているのである。もちろん一時的なものではあるが。 </font></p>
<p><font size="2">前作ではリリーという強烈な個性を持ったマドンナが登場したが、第１２作にはそのような激しい部分はない。むしろ柔らかい感じの作品に仕上がっていると感じる。しかしながらマドンナの気質はただの優しい女性ではなく、自立した、男負けしない強い女性像を意識している。この点は前作のマドンナ・リリーの流れが残っているのだろうか。&nbsp;<br />
&nbsp;</font></p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%91%EF%BC%92%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E3%80%80%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%AF%85%E3%81%95%E3%82%93</link>
    <pubDate>Wed, 31 Mar 2010 02:24:38 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>第11作「男はつらいよ」寅次郎忘れな草</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>第11作「男はつらいよ」寅次郎忘れな草<a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/11.jpg"><br />
　　　　　　　　　　<br />
<br />
<img border="0" alt="11.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1267941722/" /></a><br />
<font size="2">１９７３年（昭和４８年）</font></p>
<p><font size="2">冒頭の夢 <br />
借金の肩に娘を連れて行かれる貧しい農村一家。娘が連れて行かれるその直前、家に小判が放り込まれた。見ると御政道に逆らってお尋ね者となった我が長男、寅次郎である。妹・櫻の問いかけに対し、「何かのお間違いじゃあございませんでしょうか。あっしはこの柴又村には、何の関わりも持たねぇ、旅がらすでございますよ」と言いきる寅次郎。背を向ける寅次郎に娘を連れに来た御政道の使い手が襲いかかる。二人をたたっ切る寅次郎。「お天とう様は見ているぜい！」・・・・・雨降りの中、空き家の軒下で目を覚ます寅さん。&nbsp;</font></p>
<p><font size="2">父親の２７回忌の日に寅さんが帰ってきた。お経を上げる御前様の声が玄関先まで聞こえ、てっきりおいちゃんが死んだと思った寅さんは慌てて中に入る。みんなといっしょに手を合わせ、何気なく横を見るとおいちゃんが座っている。話しを聞いてみると父親の２７回忌の法事だと言う。それを聞いてほっとした寅さんは、御前様が真面目にお経を上げている最中に悪ふざけをし、御前様をカンカンに怒らせて法事をメチャクチャにしてしまった。 <br />
満男も幼稚園に行く歳になり、櫻は満男にピアノを買ってやりたくて仕方がなかった。しかし金銭的な事情から買えない。その事を博と話していると、寅さんがやってきてピアノぐらい買ってやれという。ぐずぐずしている博と櫻の態度を見兼ねた寅さんは、すぐにおもちゃのピアノを買ってきた。櫻が欲しいのは本物のピアノである。しかし、勘違いとは言え寅さんの行為を無にはできず、ありがたく受け取る事にした。ところが夜になってタコ社長が余計な一言を言った為に、欲しかったのは本物のピアノだという事が寅さんにばれてしまった。寅さんは不愉快になり、結局その事が切っ掛けでおいちゃんと喧嘩してしまい、例によって「とらや」を出る事になった。</font></p>
<p><font size="2">北海道の大自然の中を歩く寅さん。夜汽車で網走まで移動し、レコードの売をするがさっぱり売れない。橋の欄干にもたれてぼんやりしていると、一人の女が声を掛けてきた。レコード歌手のリリー（浅丘ルリ子）である。聞けばリリーも寅さん同様フーテン暮らしのようである。港でリリーと話しをしている内に、寅さんにはリリーが自分と同じ種類の人間に思えてきた。寅さんはリリーに生まれと名前だけ伝え、その場で別れた。</font></p>
<p><font size="2">雨の柴又。おいちゃんはパチンコ屋に行ったっきり帰って来ない。そこへ北海道から速達が届いた。手紙の内容によれば、寅さんは北海道のとある開拓部落で酪農の手伝いをしているらしい。しかし三日目に熱を出して倒れてしまい、寝込んでいるとの事である。博と相談した結果、櫻は寅さんを見舞って北海道まで行く事にした。櫻に連れられて「とらや」に帰ってきた寅さんであるが、まだ体調は良くないらしい。ちょっとした事で家族と喧嘩し、弾みでまた家を出ようとしたところへ網走で知り合ったリリーが訪ねてきた。リリーと再会して気分が良くなった寅さんは、そのまま「とらや」に留まる事になった。</font></p>
<p><font size="2">しばらくして、別な日にまたリリーが訪ねてきた。その夜リリーは「とらや」のみんなと楽しく食事をし、「とらや」に一晩泊まる事になった。さらに別な日の夜中、リリーは酔っ払って「とらや」にやってきた。仕事で嫌な事があったらしく、かなりの荒れ模様である。リリーをなだめる寅さんだが、リリーは昂ぶるばかりで大声を出して泣きながら帰ってしまった。その後寅さんはリリーのアパートを訪ねたが、すでにリリーはアパートを引き払ってどこかに行ってしまった後だった。その夜寅さんは旅に出る決心をし、上野駅構内の大衆食堂まで櫻にカバンを持ってきてもらった。</font></p>
<p><font size="2">ある日とらやにリリーから寅さん宛ての手紙が届いた。手紙にはリリーは結婚してお店の女将になったと書かれていた。櫻はリリーの嫁いだ千葉の寿司屋を訪ね、元気そうなリリーの姿を見てほっとしたのであった。一方寅さんの方は再び北海道の開拓部落に顔を出し、大きな麦藁帽子をかぶり気まぐれな労働に精を出すのであった。 <br />
&nbsp;<br />
第11作のマドンナの性質はシリーズ始まって以来の重大な方向転換であると言える。マドンナが清純な女性ではなく、寅さん公認のフーテン女であるという事。本来ならば寅さんはこの手の女性には興味はないはずである。しかしフーテン同志であればこそ、お互いの気持ちが通じ合うという部分もある。この点がこの作品の最大の特徴ではないだろうか。 <br />
この作品のロケ地は北海道網走である。第５作でも北海道がロケ地として使われているが、11作のように北海道の大自然は表現されていない。11作では大自然の中を壮大なＢＧＭに載せて寅さんが歩くシーンがあり、このシーンは寂しげな旅情を堪能できるシーンである。野原に寝っ転がる寅さん、牧場、夕日、夜汽車・・・。これらのカットを見るたびに思うのは「男はつらいよ」の奥の深さである。この奥深さは何度見てもうまく表現できない。</font></p>
<p><font size="2">面白い事に気がついた。リリーと寅さんが初めて会うのは網走のどこかの橋の上である。二人は近くの港まで歩き、漁に出る漁船を眺めながら座って話をする。すぐにリリーが仕事の時間となり、二人はそこで別れるが、地面に座って話をしていた為にリリーの白いズボンの尻が少し汚れる。その後リリーが「とらや」を訪ねて来た時も同じ汚れがズボンに残っているのである。これは、リリーがフーテン女なのでズボンの洗濯などマメにできないという事として解釈すれば良いのだろうか？たとえこれが演出ではなく偶然だったとしても、そこまで考えるとさらにこの映画が楽しめる。</font></p>
<p><font size="2">興味深いシーンがある。それはタコ社長の工場で働く水原君と恋人めぐみちゃんとの絡みである。同郷を理由に、近所で働くめぐみちゃんが工場で働く水原君を度々訪ねてくる。お互いに好き合っている事は一目瞭然である。しかしお互いに言い出せない。結局は水原君が江戸川土手で告白する事になるが、この告白のシチュエーションは第３９作「知床慕情」を連想させる。周りに座り込んでいる仲間に対して一旦背を向け、その後振り返って告白する。第３９作の告白シーンは１１作の江戸川土手のシーンをモチーフにしているのだろう。</font></p>
<p><font size="2">前作までのマドンナを全て回想するシーンがある。このシーンは「とらや」の団欒シーンの中に出てくるが、やはり過去の作品を思い出させてくれるシーンはファンとしては嬉しい事である。&nbsp;</font></p>
<p><font size="2">この作品の見所はやはり、リリーの生き方であろう。同じフーテンでも寅さんとの境遇の違いも見所かもしれない。リリーが酔っぱらって「とらや」を訪ねた時に寅さんに向かって吐いた言葉にもあるように、寅さんには「とらや」という帰るべき家があり、またそこで待っている人達もいる。しかしリリーの帰る先は安アパートで、待っている人などいない。寅さんがリリーのアパートを訪ねてみたが、リリーは既にアパートを引き払っており、リリーが昨日まで使っていた小物が部屋中に散らかっている。これを見た寅さんは一人暮しの寂しさをひしひしと感じ、そこで初めてリリーの気持ちがわかったに違いない。しかしラス<br />
トでリリーは結婚し、千葉の寿司屋の女将となる。この点は寅さんが考えている以上にリリーは強かでしっかりした女である事を表現している。これらを考え合わせると、この作品はリリーを通し、女性の強かさ、弱さ、そして自立心を表現しているのではないかと感じる。リリーの出演はさらに第１５作へと続く。&nbsp;<br />
&nbsp;</font></p>
<font size="2"><br />
</font>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC11%E4%BD%9C%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E5%AF%85%E6%AC%A1%E9%83%8E%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%AA%E8%8D%89</link>
    <pubDate>Sun, 07 Mar 2010 06:08:06 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>第１０作「男はつらいよ」寅次郎夢枕</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>第１０作「男はつらいよ」寅次郎夢枕&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<font size="2">公開日 １９７２年（昭和４７年） <br />
<img border="0" alt="10.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1265266058/" /><br />
古き良き時代のとあるバー。<br />
長次郎親分（吉田義男）とその子分達がさくらを取り囲んでテーブルに座る。さくらに無理やりダイヤの指輪を渡そうとするが、それを拒むさくら。そこへ博が現れて「おい、やめろ！」と叫ぶ。親分の命令で袋叩きにされる博。杖で叩こうとする長次郎親分の手を黒手袋の男が掴む。「て、てめえはマカオの寅！」。親分が懐からピストルを抜こうとするが、一瞬早くマカオの寅のピストルが火を噴く。入口から警察が入ってきてあっさりと捕まるお尋ね者のマカオの寅。そして警察に連れていかれるマカオの寅がさくらに向かって一言。「江戸川は、葛飾柴又の川っ淵、題経寺にあるおとっつぁんの墓だけは参ってくれよ」。マカオの寅が自分の兄だとわかったさくら。「お兄ちゃぁん！」と何度も叫びながら追いかける。その姿を見たマカオの寅はたまらず、「旦那、マカオの寅も人の子でござんす」と漏らす・・・・・<br />
駅で昼寝をしてる寅さんが汽笛の音で目を醒ます。&nbsp; </font></p>
<p><font size="2">「お転婆のさっちゃん」の結婚式の日に柴又に帰ってきた寅さん。（花嫁姿で登場するこの花嫁、実は源公役の佐藤蛾次郎さんの奥さんである。山田洋次監督の計らいにより、結婚直後の佐藤蛾次郎夫妻に対して奥さんを花嫁姿で映画に出演させたのである。これは「男はつらいよ」を象徴するかのような粋な演出である。）いつものように「とらや」を素通りした寅さんであるが、この日は虫の居所が悪く「とらや」の正面には戻らずにタコ社長の工場の通用口から朝日印刷に入って博にあたり散らした。「とらや」のみんなが自分の悪口を言っていると思った寅さんは、裏庭から「とらや」の茶の間に回り、窓の外でこっそりとみんなの会話を聞いた。寅さんが話を聞いているのを知ったみんなは、わざと寅さんに聞こえるように寅さんを誉める会話をした。それを聞いた寅さんはみんなの優しさに心打たれ、すっかり改心したのであった。改心した事をみんなから誉められ、所帯を持つ事を勧められる寅さん。次の日早速タコ社長が知り合いに寅さんとの縁談話を持ちかけたが、誰も相手にはしてくれなかった。おいちゃんの知り合いからも電話で根掘り葉掘り聞かれた挙句、見合いの相手は寅さんだと言ったら「馬鹿にするな！」と怒鳴られてしまった。この話が元で寅さんとみんなは大喧嘩となり、例によって寅さんは夜の柴又を後にする事となった。 <br />
<br />
秋の信濃路、寅さんは一軒の農家で昼をご馳走になった。そしてその農家の奥さん（田中絹代）から商売仲間の「伊賀の為三郎」の死を知らされた。為三郎の墓に線香をあげ、夕刻の寒空の中を農家を後にする寅さんであった。その夜、為三郎の事を考えながら宿で寝そべっていると、隣の部屋から妙な話し声が聞こえてきた。「俺の故郷はな、東京は葛飾柴又・・・」。寅さんはその聞き覚えのある声から声の主が舎弟の登だとすぐに気がついた。再会した二人はしばらくいっしょに売をしたが、ある朝登が目を醒ますと寅さんは書き置きを残して姿を消していたのであった。 ９作が登が書き置きをして去るのに対し、１０作は寅次郎が書き置きをして去っている。１０作では久しぶりに二人の売のシーンが見られる。しかし登が寅次郎の舎弟として出演するのはこれが最後であり、次回の登場は１２年先の第３３作「夜霧にむせぶ寅次郎」となる。１２年後の登は女房と子持ちの堅気であり、それが登のシリーズ最後の出演となる。</font></p>
<p><font size="2">その頃「とらや」では東大の助教授をしている御前様の甥の岡倉先生（米倉斉加年）が「とらや」の二階に居候していた。夜、「とらや」のみんなが食事をしているところへ寅さんが帰ってきた。岡倉先生に気がついた寅さんは、知らない人間が家族同様に食事をしているのが気に入らなかったらしく、嫌味ったらしい事を言った。岡倉先生が東大の助教授だと聞くと寅さんは益々気に入らなくなったようである。<br />
それまでの経験から、岡倉先生が自分の部屋に居候している事を察知した寅さんはカバンを持って「とらや」を出ようとした。そこへ寅さんの幼なじみのお千代坊（八千草薫）が「とらや」に入ってきた。懐かしさのあまりお千代坊と話がはずむ寅さん。二人で和気あいあいとなり、さっきまでの険悪な雰囲気はどこへやら。すっかり機嫌が良くなった寅さんはしばらく「とらや」に落ち着く事となった。 </font></p>
<p><font size="2">女手一つのお千代坊に何かと手助けをしてやる寅さんだが、そのお千代坊に岡倉先生が惚れてしまった。初めてお千代坊を見た瞬間から岡倉先生はお千代坊にぞっこんとなり、大学に提出するレポートにも「お千代」と書いてしまう始末。その日から完全に恋の病となってしまったのである。お千代坊には別れた亭主と亭主が引き取った小学生の息子（サトシ）がいる。ある日サトシがお千代を尋ねて柴又にやってきた。江戸川の土手で二言ほど言葉を交わしたが、友達といっしょに来ていたサトシはすぐに自転車に乗って行ってしまった。涙が止まらないお千代坊・・・。 その話を聞きつけた寅さんは、その夜お千代坊をとらやに呼んで食事をして元気をつけてやろうと考えた。夕食の席、何の話をしてもどういう訳かすぐに子供の話題になってしまい、お千代坊を元気づけてやろうという計画は失敗に終わった。しかしお千代坊はみんなの心遣いに感謝し、嬉しさと寂しさで涙が溢れるのであった。 </font></p>
<p><font size="2">しばらくすると岡倉先生の恋の病がひどくなり、とうとう大学へも行けなくなってしまった。その姿を見るに見兼ねた寅さんは、お千代坊に岡倉先生の気持ちを伝える事にした。お千代坊を誘って何時間も連れ回し、やっと亀戸天神で岡倉先生の気持ちを伝えた。ところが寅さんの言葉が足りなかったせいで、お千代坊は寅さんの話を寅さん本人のプロポーズだと勘違いし、事もあろうにそのプロポーズを了承してしまったのである。つまりお千代坊は寅さんを好いていたという訳である。お千代坊の勘違いに気がついた寅さんはその場で腰を抜かしてしまった。結局岡倉先生の話はそれっきりとなり、何とも後味の悪い結末となってしまった。 </font></p>
<p><font size="2">お千代坊との関係がぎくしゃくしてしまった寅さんは、やり切れない気持ちのまま再び旅に出るのであった。 </font></p>
<p><font size="2">この作品の見所は大きく三つある。一つ目はお千代坊の我が子に会えない寂しさと悲しみである。<br />
別れた亭主が引き取った息子と再会し、お千代坊が「僕、大きくなったわねぇ・・・」というセリフには思わずジーンときてしまう。「もう行くの？」、というセリフには「ずっといっしょに居たいのに」という気持ちがありありと表現されており、少ないセリフにもかかわらず痛いほど感情が伝わってくる。我が子に会えない親の気持ちがどれ程のものかはわからないが、片腕をもぎ取られる以上の痛みと悲しみである事は間違いないだろう。短時間ながらこのシーンではその心境が見て取れる気がする。 </font></p>
<p><font size="2">二つ目は一つ目の延長で、寅さんがお千代坊を元気づけてやろうとするシーンである。子供の話題に触れないように注意しているはずが、新聞やテレビを見ると子供の話題ばかりが登場する。第２作でも同様の喜劇は見られたが、１０作の方が緊張感があるように感じる。その違いは親を思う子の気持ちと子を思う親心との差かもしれない。</font></p>
<p><font size="2">三つ目はやはり終盤の寅さんとお千代坊との亀戸天神での会話である。寅さんの話を寅さんの気持ちとして聞いてしまったお千代坊の態度と顔つきが実に良く撮れている。寅さんからのプロポーズだと勘違いしたお千代坊が嬉しさと迷いで橋の欄干を指でなぞるシーンなどは女心が実にうまく表現されている。しかしお千代坊の勘違いに気がついた寅さんが腰を抜かすとすぐにお千代坊は自分の言った事を撤回する。この辺はシナリオの逆転劇の見せ所でもある。参考までにこのシーンの雰囲気は以下のような感じである。 </font></p>
<p><font size="2">寅さん：　「イヤかい？」<br />
お千代：　「イヤじゃないわ・・・」（欄干を指でなぞる）<br />
寅さん：　「じゃあいいのか？」</font></p>
<p><font size="2">これまでのシリーズではことごとく寅さんのマドンナへの思いは空振りに終わっているが、この作品は結果的に寅さんがマドンナに惚れられているのである。どの作品もそれぞれ特色はあるが、寅さんがマドンナに明確に惚れられるというのは「男はつらいよ」の柱が一本増えた事に等しい。以後の作品でもマドンナが寅さんに恋愛感情を抱く作品が登場する。しかし１０作ほどマドンナの恋愛表現がはっきりした作品は他にないだろう。もう一点異色だと感じるのは寅さんが恋の指南役となる点である。この点も前作までには見られないシナリオである。シリーズが終盤に近づくにつれて寅さんは恋の指南役に徹するようになる。その原型がこの作品ではないだろうか。 </font></p>
<p><font size="2">寅さんがマドンナに惚れられる最初の作品として記念すべき作品でもある。最後になるが、この作品の冒頭の口上は前作までの作品とは少し違う。前作までは、「わたくし、生まれも育ちも・・・」で始まり、「・・・フウテンの寅と発します」で終わる。しかしこの作品の場合はさらに続きがあり、「右に行きましても左に行きましても・・・」、と続く。このような思考錯誤の繰り返しと微細な変化が「男はつらいよ」を継続させていた理由の一つではないだろうか。</font></p>]]>
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    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%91%EF%BC%90%E4%BD%9C%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E5%AF%85%E6%AC%A1%E9%83%8E%E5%A4%A2%E6%9E%95</link>
    <pubDate>Thu, 04 Feb 2010 06:50:46 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>第９作　「男はつらいよ」　柴又慕情</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2">第９作　柴又慕情　　１９７２年（昭和４７年）</font><a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/09.jpg"><font size="2"><br />
<br />
<img border="0" alt="09.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1259547456/" /></font></a><font size="2">＜冒頭の夢＞</font><br />
<font size="2"><br />
とある漁村で貧しい生活をしている夫婦<br />
（博とさくら）のところへ借金取り達<br />
（坂東鶴八郎一家）がやってきた。<br />
金を返せないのならと、家の布団まで持って行こうとする。そこへ現れた車寅次郎！<br />
「無駄な人殺しはしたくはございません。もし、<br />
金で済む事でしたら、こんなもんで足りますでしょうか」そう言いながら札束を放り投げる。<br />
そして夫婦にも札束を渡し、「その坊やに飴玉の一つも買ってやっておくんなさい」と言い残し、その場を去ろうとする・・・・・<br />
「お客さん、乗りますか？」<br />
田舎の駅でうたた寝をしてる寅さんが駅員の声で目を醒ます。&nbsp;</font></p>
<p><font size="2">家を建てる計画をしている博とさくらに少しでも金を工面してやろうと、<br />
おいちゃん（松村達雄・ニ代目おいちゃん）が寅さんの部屋を貸し部屋にする事にした。そして「とらや」の入口に「貸間あり」の札をぶら下げたのである。ちょうどそこへ寅さんが帰ってきた。「とらや」に入るなりその札が目に入った寅さんは、何も言わずに怒って柴又駅の方に行ってしまった。さくらが慌てて追いかけたが、寅さんは文句を言いながらどこかに行ってしまった。怒った寅さんは一人暮しをするつもりで安い部屋を探して不動産屋を回った。ある不動産で安い下宿があると言われ、車で連れてきてもらった部屋が「とらやの貸部屋」だった。「とらや」の家族に優しい言葉を掛けられた寅さんは、渋々中に入った。不動産屋のおやじが「話しがまとまったのなら手数料の６０００円をよこせ」と言い出した。自分の家に帰ってきたつもりの寅さんは怒って不動産屋と喧嘩になったが、結局その金は博が払う事になった。夜、寅さんの部屋を貸す件で寅さんとおいちゃん達は言い合いになった。博とさくらが家を建てたいという話にも散々ケチをつけ、最後はさくらを泣かせてしまった。気まずくなった寅さんは、おばちゃんに「今日の６０００円と後は博たちにやってくれ」とお金を渡し、柴又を後にした。</font></p>
<p><font size="2">北陸を旅する寅さんは金沢に立ち寄った。<br />
そして金沢で泊まった宿の階段で偶然舎弟の登（津坂匡章）<br />
と再会し、どんちゃん騒ぎ！！<br />
同じ宿には東京から観光に来た歌子（マドンナ・吉永小百合）<br />
緑、真理の三人連れが泊まっていた。<br />
登と再会した寅さんが酒を飲みながら「チンガラホケキョーの唄」を<br />
歌うシーンがある。歌子達が部屋で話をしているシーンで<br />
寅さんの歌声だけがかすかに聞こえる。<br />
（気をつけて聞かないと聞き逃すぐらいかすかに聞こえる）<br />
♪一、ニ～の三、浅草の～、ほらチンガラホ～ケキョーの帰り道～<br />
でこ坊よぉ～、帰ろうよ～、男な～ら我慢しな、フウフフ～ン</font></p>
<p><font size="2">もしかしたらこの歌はこの作品の為に作られたのだろうか？<br />
いや、その前にこの歌は元々渥美清さんの持ち歌なのだろうか？</font></p>
<p><font size="2">朝起きると手紙を残し登がさきに宿を出ていた。</font></p>
<p><font size="2">金沢から福井県に移動した寅さんが「みそでんがく」の店で<br />
休憩していると、そこへ金沢の宿にいた三人連れが偶然やってきた。<br />
店の中で歌子達が寅さんにぶつかった事が切っ掛けとなり、いっしょに記念写真を撮ったりし、寅さんと歌子達はすかっり仲良くなってしまった。</font></p>
<p><font size="2">しばらくして寅さんが柴又に帰ってきた。<br />
タイミング良く、歌子の友達の緑と真理も寅さんを訪ねて柴又にやってきて偶然にも寅さんと再会する。<br />
福井の「みそでんがく」の店で３０年も帰ってないとでまかせを言ったもんだから、緑と真理が「とらや」を探し寅さんを連れていき、後に引けない寅さんは、おいちゃんとおばちゃん相手に一芝居！しまいには、おいちゃんに「バカ！いいかんげんにしろ！」と怒られろ寅さん。<br />
緑と真理の二人は涙の再会と思いきや大笑い！</font></p>
<p><font size="2">二人から話を色々と聞いている内に、寅さんは歌子の事が気にかかるようになった。と言うより福井で会った時から既に気があった様ではあるが・・・。 歌子は小説家の父親（宮口精二）と二人暮らしである。母親は歌子が小さい時に蒸発しており、歌子は不幸な家庭環境で育ったのである。今は父親の身の回りの世話は歌子の仕事となっている。その歌子が次の日一人で「とらや」にやってきた。寅さんは緊張しながらも大喜びし、家族一同で歌子を歓迎した。</font></p>
<p><font size="2">歌子も一緒にお昼御飯を食べ、博の好物が「焼き茄子」で、<br />
「鮪の刺身やビフテキより焼き茄子がいい」と博が言い、<br />
さくらがこれに対して「貧乏暮らしの&quot;地&quot;が出ちゃうのね」と言う。<br />
このセリフに対して寅さんは歌子の前で「食事の最中に&quot;痔&quot;の話するなよ」と真剣に怒り出す。「地」と「痔」を間違えた訳であるが、この勘違いで場の雰囲気が完全に壊れるところが面白い。<br />
その後、寅さんの恋の話になり歌子が<br />
「どうして寅さん結婚しないの？」・・・・<br />
その答えに困っておどおどする寅さん！<br />
それを見ていた「とらや」一同大爆笑（＾＾）</font></p>
<p><font size="2">歌子には結婚を考えている男がいる。<br />
一旦は諦めたものの、どうしても諦めきれずに父親に相談するが、<br />
父親は反対して全く相談に乗ってくれない。<br />
歌子は自分が結婚してしまうと父親が一人になるという不安がある為、強引に押し切る事ができないのであった。<br />
困り果てた歌子はニ、三日家を出るつもりで再び「とらや」を訪れた。<br />
一晩「とらや」に泊まり、翌日、博とさくらのアパートへ結婚についての相談に出掛けた。その結果歌子は結婚を決意する事にした。<br />
&nbsp;<br />
何も知らない寅さんは、意気揚揚としてさくらのアパートまで歌子を迎えに行く。そして帰り道、歌子は寅さんに結婚を決意した事を話した。それを聞いた寅さんは、口では良かったと言いながら顔を下に向け、ぐっと涙を堪えるのであった。 <br />
&nbsp;<br />
歌子は結婚を決意するまでの気持ちの変化を寅さんに淡々と語り、最後は涙を流して結婚に対する覚悟を表現している。</font></p>
<p><font size="2">第９作は終盤での寅さんの別れのシーンがない。<br />
歌子が結婚する事を知った寅さんは落ち込んでしまい、<br />
その後旅に出る。<br />
旅に出る前、江戸川土手でさくらに語るシーンがある。<br />
さくらが「寂しいの？」「どうして俺が寂しいのよ」と寅さん<br />
「じゃどうして旅に出ていちゃうの？」そして寅さんが<br />
「ほら見な、あんな雲になりてんだよ」<br />
どんな雲なんだろう？と想像してしまう。風の吹くままに流される雲なのだろうと思うが見る限りでは、雲は映ってない。<br />
人間だれしも辛い事や嫌な事があれば現実から目を離したくなる。<br />
何もする気がなくただぶらっと旅に出たくなったりとか、そんな事も含め<br />
何かとても深い意味のあるセリフの様な気がする・・・・・</font></p>
<p><font size="2">追伸<br />
前作までの「おいちゃん役」の森川信さんが亡くなり、<br />
「二代目おいちゃん役」が松村達雄さんに代わり前作までの「とらや」<br />
とはまた一味違う一家団欒が見られる。</font></p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
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    <pubDate>Mon, 30 Nov 2009 02:19:18 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>第８作「男はつらいよ」　寅次郎恋歌</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2">■作品データ <br />
公開日 １９７１年（昭和４６年）</font></p>
<p><font size="2">■キャスト <br />
マドンナ 池内淳子（喫茶店ロークを経営する未亡人/貴子） <br />
主な出演 ・志村喬（博の父/諏訪飃一郎）<br />
・中沢裕喜（貴子の息子/学）<br />
・吉田義夫（ドサ回り一座の座長/坂東鶴八郎）<br />
・岡本茉利（座長の娘/大空小百合）<br />
・穂積隆信（博の兄）<br />
・梅野春靖（博の兄）<br />
&nbsp;<a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/08.jpg"><img border="0" alt="08.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1251351358/" /></a> <br />
&lt;りんどうの花&gt;<br />
「あれはもう10年も昔の事だがねぇ<br />
私は信州の安曇野という所に旅をしたんだぁ・・・<br />
バスに乗り遅れて、田舎道を一人で歩いてるうちに<br />
日が暮れちまってね暗い夜道を心細く歩いていると、<br />
ポツンと一軒家の農家が立ってるんだぁ<br />
りんどうの花が庭いっぱいに咲いていてねぇ<br />
開けっぱなした縁側から明かりのついた茶の間で<br />
　家族が食事をしてるのが見える<br />
　まだ食事に来ない子供がいるんだろう<br />
　母親が大きな声でその子供の名前を呼ぶのが聞こえる<br />
　私はね、今でもその情景をありありと思い出す事が出来る<br />
　庭一面に咲いたりんどうの花<br />
　明々と明かりがついた茶の間<br />
　賑やかに食事をする家族たち<br />
　私はその時、それが・・・<br />
　それが本当の人間の生活ってもんじゃないかと<br />
　ふと、そう思ったら急に涙がでてきちゃってねぇ<br />
　人間は絶対に一人じゃ生きていけない・・・さからっちゃいけない<br />
　人間は人間の運命にさからっちゃいかん<br />
　そこに早く気がつかないと不幸な一生を送ることになる<br />
　わかるね・・寅次郎君・・・わかるね・・・」</font></p>
<p><font size="2">このりんどうの花の話は、博の父が寅さんに言った言葉ですが、<br />
第８作のテーマじゃないかと思うのです。</font></p>
<p><font size="2">四国のとある港町。<br />
雨漏りのする芝居小屋、坂東鶴八郎一座。（吉田義夫）<br />
そこにふらっと現れた寅さん。<br />
秋の長雨で客が一人も来ない。<br />
座長から事情を聞き、宿に帰る事にした寅さん。<br />
雨の中、宿まで傘に入れて送ってくれた座長の娘の大空小百合<br />
（岡本茉利）に小遣いをあげた寅さんだが、<br />
５００円札のつもりが５０００円札を渡してしまった。<br />
宿の前には「一泊５００円」と書かれた看板が・・・。&nbsp;</font></p>
<p><font size="2">これまで主題歌は多少の歌詞の変化はあるものの、前奏中の寅さんの口上に続いて歌が始まる点は基本的に第１作から変わっていない。<br />
しかし第８作の主題歌はそれまでの作品に比べると口上が入る微妙なタイミング、演奏の丁寧さ、そして歌の滑らかさ、これらはどれをとってもそれまで以上の完成度の高さを感じる。</font></p>
<p><font size="2">ある日、さくらが近所の八百屋で買い物していると、店の奥から<br />
「勉強しないと寅さんみたいになっちゃうよ」と言いながら子供を躾るのを聞いた。<br />
「とらや」でその事を話し、おいちゃん達と今度寅さんが帰ってきたら優しく迎えてやろうという話になった。<br />
そこへちょうど寅さんが帰ってきた。タコ社長も交じり、「とらや」の面々は大げさな態度で寅さんを迎えた。<br />
その様子を見て何かがおかしいと感じた寅さんは怒り出し朝日印刷で働く博に会いに行く。<br />
ぶつぶつ言いながら印刷されたばかりの紙で顔を拭き、インクが顔につくこれが何度見ても笑えてしまう。<br />
寅さんの表情の変わり加減と職工達の反応が見事に連携し、最後に寅さんが「責任者呼べ！ タコ呼べタコ！」と怒鳴りながら出て行く場面は最高におかしいシーンである。</font></p>
<p><font size="2">その夜、寅さんは酔っ払った昔の仲間達を「とらや」に連れてきて、さくらにビールを出せと言う。<br />
ビールなんか出さなくていいと言うおいちゃんと寅さんがまた喧嘩になりそうなので何も言わずに寅さんの言いなりになるさくら。<br />
調子に乗った寅さんはさくらに歌を歌わせた。しかし泣きながら唄を唄うさくらの姿を見た寅さんはさすがにいたたまれなくなり、そのまま「とらや」を出てしまった。</font></p>
<p><font size="2">ある雨の午後、博の母が危篤だという電報が届いた。<br />
博とさくらが実家のある岡山の備中高梁に掛けつけたが、すでに母は亡くなっていた。<br />
葬式の席、突然寅さんが現れて博とさくらを驚かせた。<br />
寅さんは「とらや」に電話をかけて話を知ったらしい。<br />
寅さんが集合写真のシャッターを押す事になったが、シャッターを押す瞬間つい口が滑り、「はい、笑ってぇ～」と言ってしまう。<br />
さくらに注意されてハッと気がつくが、今度は「はい、泣いてぇ～」と言ってしまう。このシーンは笑えるシーンでありながらハラハラする不思議なシーンでもある。<br />
葬式が終わり、博を含めて４人の兄弟姉妹が集まる。<br />
兄たちは、母は幸せだったと言うが、博は違うと言う母は子供の頃からの夢があったが父と結婚したことで夢を諦めたんだと冷淡な感情を表現するニ人の兄に対し、博は父も気がつかなかった母の本心を泣きながら訴える。<br />
&nbsp;<br />
一人っきりになった博の父・諏訪飃一郎（すわひょういちろう）（志村 喬）の事が心配になった寅さんは、しばらくの間備中高梁にいる事にした。ある夜、ひょう一郎と酒を飲んでいる席でひょう一郎からりんどうの花の話を聞かされた寅さんは自分の生き方を改心し、すぐに柴又に帰る事にした。</font></p>
<p><font size="2">その頃柴又では帝釈天の傍に新しい喫茶店が開業していた。店の主人は小学生の一人息子がいる未亡人・貴子（マドンナ・池内淳子）である。しばらくして寅さんが「とらや」に帰ってきた。帰ってきて早々、新しい喫茶店にコーヒーを飲みに行こうとする寅さんを止めるおいちゃん達。<br />
喫茶店に行って貴子と顔を合わせるとまずい展開になると思ったからである。寅さんは何だかんだ言いながら、おばちゃんの入れたお茶を飲む事になった。<br />
夜「とらや」の茶の間でみんなにりんどうの花の話をする寅さん。博の父に聞かされた話をあたかも自分が体験したかの様に話す。この辺は寅さんの得意技である。</font></p>
<p><font size="2">「とらや」の茶の間のシーンにも定着を感じる。<br />
茶の間のシーンはこれまでの作品でも必ずあったが、<br />
この作品の中で「とらや」一家の面々が座る位置が以降の作品にも続く事になる。<br />
「とらや」の入り口から右回りで、おばちゃん、おいちゃん、寅さん、博、さくらの順となる。<br />
そして場合によっては博の後ろあたりにみんなに尻を向ける形でタコ社長が腰掛ける。<br />
茶の間のシーンは見ていてほっとするシーンであり、随所に喜劇が散りばめられている点は見逃せない。<br />
この作品の茶の間のシーンが以降の作品の原点になっているのは間違いないだろう。</font></p>
<p><font size="2">次の日、寅さんが帝釈天をぶらついていると、貴子の一人息子・学（中沢裕喜）が寂しそうに一人で遊んでいた。<br />
寅さんが学に声を掛けていると、貴子が学を連れにきた。突然現れたべっぴんに驚く寅さん。例によって貴子に一目惚れしてしまったらしい。 <br />
貴子の店に度々顔を出すようになった寅さんは、一人息子の学といっしょに遊ぶようになり、学の人見知りする性格はとたんに直った。<br />
ある日貴子の喫茶店にいた寅さんは、貴子が借金の事で泣きながら電話で話しているところを見てしまった。<br />
貴子が金に困っていると察した寅さんは、バイで一生懸命稼ごうとするが突然大金が稼げる筈はない。 <br />
ある夜、寅さんは貴子の家を訪ねた。貴子にりんどうの花をプレゼントし、ここでもりんどうの花の話をする寅さん。<br />
困った事は何でも相談して欲しいという寅さんの誠意に涙を流して喜ぶ貴子。<br />
しかし、「私も旅について行きたい」という貴子の言葉で現実に引き戻された寅さんは、貴子がお茶を入れている間に帰ってしまった。<br />
「とらや」に戻り、旅の支度をする寅さんは、さくらの思いがけない話で思わず泣いてしまった。<br />
茶の間にいるみんなに達者で暮らすようにと一言残し、寅さんは一人で風の中へと出て行くのであった。</font></p>
<p><font size="2">第８作は寅さんとマドンナとの別れにわかりやすい決め手がない。<br />
過去の作品は一部の例外を除き、マドンナに恋人がいる事を知った寅さんが再び旅に出るという結末がほとんどであるが、この作品の場合は少し違う。<br />
寅さんが再び旅に出る結末は同じであるが、その決め手は寅さんの微妙な気持ちの変化である。<br />
マドンナとの会話の中で現実を知り、自分とマドンナの住んでいる世界の違いに気がついた寅さんが自ら身を引いているのである。<br />
これまでの寅さんとマドンナの関係はどちらかというと単純であったが、この作品で初めて寅さんの大人の心理が表現されたのではないか。<br />
以後の作品でもこの手の心理表現がされる作品がいくつかある。第８作はあらゆる意味で「男はつらいよ」の原点が確立されつつある事と、<br />
成熟期に向かって大きく前進した事を実感させられる作品である。 <br />
&nbsp;<br />
第８作の特記すべき点は、おいちゃん役の森川信さんの最後の出演作品だという事である。<br />
おいちゃん役の森川信さんと寅さんのやりとりは第１作の時から絶妙である。<br />
間の取り方が自然で、わざとらしいギャグでも笑えてしまうところが魅力の一つである。<br />
シリーズが安定し、レギュラー出演者の個性も固まってきたところで大黒柱である森川信さんが最後の出演となるのは大変残念な事である。<br />
当時は大勢の人達が森川信さんの死を悲しんだに違いない。<br />
思えば第６作の中で、第９作以降のおいちゃん役となる松村達雄さんと森川信さんとのツーショットがある。<br />
今考えれば、あのシーンがおいちゃん交代のシグナルだったのかもしれない。<br />
第８作中、おばちゃんとの会話の中で、森川信さんが「決まってるじゃないか、死ぬまでよ！」と言うシーンがある。<br />
このシーンも後で見ると何か気に掛かるところである。</font></p>
<p><font size="2">見所としては博の父親役の志村喬さんのしみじみとした語りが挙げられる。<br />
第１作の時に博の結婚式で寅さんを大泣きさせるシーンがあったが、この作品でも寅さんに感動を与える長セリフが入る。<br />
そして以後の作品でもう一度寅さんを感動させる事になる。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%98%E4%BD%9C%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E3%80%80%E5%AF%85%E6%AC%A1%E9%83%8E%E6%81%8B%E6%AD%8C</link>
    <pubDate>Thu, 27 Aug 2009 05:36:56 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">hakobartorasan.blog.shinobi.jp://entry/8</guid>
  </item>
    <item>
    <title>第７作　「男はつらいよ」　奮闘編</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2">第７作　「男はつらいよ」　奮闘編　１９７１年（昭和４６年）<br />
<br />
</font><a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/07.jpg"><font size="2"><img border="0" alt="07.jpg" align="left" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1247885777/" /></font></a><font size="2"><br />
寅さんの母・お菊さん（ミヤコ蝶々）が<br />
京都から突然「とらや」にやってきた。<br />
母親の登場は第２作以来である。<br />
一年程前、寅さんから所帯を持つかもしれないと書かれたハガキをもらい、その事が気になって寅さんに会いに来たのである。<br />
<br />
しかし寅さんは旅から帰っておらず、そこに満男を連れてさくらが<br />
「とらや」にやってきた。さすが親子！あわて者です。<br />
さくらを寅さんの嫁と勘違いしてしまうんですから！<br />
また二人の挨拶がおかしい（＾＾）<br />
さくら「お兄ちゃんの妹、さくらです。はじめまして」<br />
お菊「寅の母親の菊です」<br />
「関係ありそうで全然関係のない赤の他人」なのです。</font></p>
<p><font size="2">寅さんの嫁はどこかと聞かれ、戸惑う三人！<br />
おいちゃん、おばちゃん、さくらの三人は（１作から５作までのマドンナ）一年前と言うと<br />
豆腐屋の節子さん（５作）じゃないか？<br />
幼稚園の春子先生(４作）じゃないか？<br />
散歩先生のお嬢さんの夏子さん（２作）じゃないか？<br />
御前様のお嬢さん（１作）じゃないかと・・・<br />
結局は今だに独身だと聞かされたお菊はがっかりしてしまう。<br />
お菊さんは帝国ホテルに泊っているからと、寅さんが帰ってきたら伝えて欲しいと言い残してホテルに帰った。<br />
お菊さんが帰ってからすぐに寅さんが柴又に帰ってきた。<br />
おいちゃんからお菊さんの話を聞かされた寅さんだが、<br />
会っても話す事はないと言いお菊さんに会いに行こうとしない。<br />
夜、みんなが真剣にお菊さんの話をしているのに寅さんが大きな「屁」をしてしまいさくらが泣き出し、「寅さん 対 家族全員」のバトルに発展してしまった。 <br />
結局、寅さんは母親に会いに行く事になったのだが・・・<br />
帝国ホテルの部屋でお菊さんと再会した時の寅さん。<br />
これが又おかしい！！態度がまるで子供である。<br />
お菊さんがさくらに昔話をしている時の寅さんはベットで遊んでみたり実におかしい。お菊さんはそんなだらしない態度に我慢できず、思わず寅さんを怒鳴ってしまった。その事でお菊さんと喧嘩になり、気を悪くした寅さんは例によって旅に出る事となった。<br />
&nbsp;<br />
旅先の沼津で駅の近くの小汚いラーメン屋でラーメンを食べる寅さん。隣でラーメンを食べている若い女の子に駅までの道を聞かれ、親切に教える寅さん。女の子が店を出ると、店主（柳家小さん）が「あの女の子は頭が少し足りない」のだと言う。ラーメン屋を出て駅に向かう寅さんは、駅前の交番の中で泣いているさっきの女の子が目に入った。黙って放っておけない寅さんは、きつい質問をする巡査（犬塚弘）に代わり、女の子に優しく質問した。<br />
女の子の名前は花子（マドンナ・榊原るみ）で実家は青森らしい。<br />
紡績工場で働いていたが、何かの事情でバーの様な店で働かされ、どうやらそこから逃げ出してきたらしい。 <br />
寅さんは巡査と相談し、その夜の夜行列車で花子を青森まで帰してやる事にした。沼津駅で切符を買って花子に渡し、上野駅での乗り換えなどを教えた。そして東京で迷ったら「とらや」に行くようにとメモを渡し、花子を列車に乗せたのである。 <br />
翌日、花子は早速「とらや」にやってきた。<br />
おいちゃん達はどういう経緯で花子がとらやに来たのか全くわからず、途方にくれてしまった。<br />
青森出身だという事だけは花子の話でわかったので、とりあえず青森の役場に手紙を出し、役場からの返事を待つ事にした。<br />
しばらくして寅さんが柴又に帰ってきた。<br />
花子が「とらや」にいるかもしれないと思った寅さんは、<br />
付け髭に色メガネをかけて「とらや」の前を行ったり来たりする。<br />
変装したつもりらしいが、どこから見ても寅さんにしか見えない。<br />
寅さんはすぐそばの公衆電話から「とらや」に電話を入れ、花子がいる事を知ると変装したままで「とらや」に掛け込む。<br />
その時の慌てぶりと顔つきは二度と忘れる事ができない滑稽な光景である。 付け髭と色メガネで変装した寅さんであったが、「とらや」に来ている花子を見て涙を流して花子との再会を喜んだのであった。</font></p>
<p><font size="2">花子が知恵遅れの障害者である事は既にみんな知っている。<br />
その花子を寅さんは「とらや」に置くと言い出した。<br />
もちろん誰も賛成はしないが、誰も寅さんを止める事はできない。<br />
寅さんは花子に仕事をさせてやろうと思い、朝日印刷や題経寺に連れて行った。しかしタコ社長や御前様がスケベ心を出すのではないかと思い、すぐに花子を連れ戻してしまう。結局「とらや」で仕事をさせる事にしたが、店の客が花子に声を掛けた事で揉め事が起き、結果的にそれもダメになってしまった。<br />
そんな事をしている内に寅さんは花子の面倒を一生見てやると言い出し、結婚まで決意してしまったのである。<br />
寅さんと花子は二人で仲良くデパートに出掛けるなどしてまるで恋人同志である。<br />
妹のさくらとしては寅さんの希望通りに結婚させてやりたいところではあるが、おいちゃんとおばちゃんは反対である。<br />
それは当然の事で、どこから来たのかも良くわからない相手と結婚などできるはずがない。</font></p>
<p><font size="2">そしてある日、青森から花子の恩師である福士先生（田中邦衛）が「とらや」を訪ねてきた。<br />
青森の役場に送った手紙で花子の事がわかったのである。<br />
福士先生はどうしてもその日の列車で花子を連れて帰りたいと言い、寅さんに会わずに花子は青森に帰ってしまった。<br />
商売から帰ってきた寅さんは花子がいない事に気がつき血相を変えた。さくらの話で花子が青森に帰った事を知り、驚いた寅さんはすぐに旅に出る準備をして花子の後を追うようにして「とらや」を飛び出した。</font></p>
<p><font size="2">ある雨降りの日、寅さんからハガキが届いた。<br />
ハガキの内容から察すると、寅さんは自殺を考えている様な内容である。ハガキの中に「花子と会った」と書いてあるので、寅さんは青森にいるらしい。心配になったさくらはすぐに青森にまで行く事にした。<br />
さくらは福士先生の学校に行き、寅さんが訪ねてきた話を福士先生から聞いた。しかし寅さんはその後どこに行ったのかさっぱりわからない。<br />
心配しながらバスに乗っていると、どこかの停留所からおばちゃん連中といっしょに寅さんが、さくらの心配とは裏腹に何時もの調子でおばちゃんたちと冗談を言いながらバスに乗ってきた。<br />
さくらの顔を見てびっくりする寅さん！<br />
二人の乗ったバスは田舎道をゆっくりと走って行った。 <br />
&nbsp;<br />
第７作は重いテーマの作品のような気がする。</font></p>
<p><font size="2">喜劇映画に障害者をテーマとするのはどうなのかと思うが。<br />
なぜなら障害者を見ると可哀相な気持ちになり、その後の喜劇を腹の底から笑えなくなってしまう。<br />
これは差別や哀れみではなく、人間として自然に感じる感情である。<br />
しかしそれをあえてやったという事は、山田洋次監督は何かを伝えたかったのだろうか？ <br />
知恵遅れの障害を持つマドンナ・花子が最初に登場するのはラーメン屋である。店の客は花子と寅さんの二人だけ。<br />
花子がラーメンを食べて店を出た後、ラーメン屋の店主が寅さんにこんな事を言った。</font></p>
<p><font size="2">『お客さん、あの子ね、ここ（頭）が少しおかしいよ。<br />
そりゃね、ちょっと見には可愛い女の子で通るけども、良く見てごらんよ、目なんざさ、変にこう間が抜けててさ、確かありゃあ、どっかの紡績工場から逃げ出したに違いないよ。今人手不足だからね、工場の人事課長かなんかが田舎行って、それでまぁ、ちょいと変な子だけども頭数だけ揃えておきゃあってんで引っぱってきたようなものの、人並みに働かねぇ。しょっちゅう叱られてばかりいて嫌になって逃げ出すってやつだ。その内にまぁ、悪い男かなんかに騙されて、バーだキャバレーだ、挙句の果てにゃあ、ストリップかなんかに売り飛ばされちゃうんじゃねぇかなぁ、可哀相だなぁ』 <br />
（オープニングの集団就職のシーンとここで繋がる訳である。）<br />
このラーメン屋の店主のセリフはかなりきついセリフである。<br />
例え他人事のセリフと言えども何故ここまできついセリフを入れたのか。<br />
そして寅さんが花子との結婚を決意した時のおいちゃん達の話し合いの中にも障害者を差別するかの様なセリフが入っている。<br />
しかし、終盤に花子を連れ戻しに青森からやって来た教師・福士先生のセリフで、このきつい雰囲気がひっくり返される事になる。<br />
福士先生のセリフはこうである。</font></p>
<p><font size="2">『私としては、特別扱いする事なく、人間として生きていく自信を与えてやりたいと、そう思いまして、つまり、ああいう障害児にこそ、密度の濃い教育が必要であると、そう思いまして・・・』</font></p>
<p><font size="2">先のラーメン屋の店主の話は極端ではあるが考えられる発想かもしれない。<br />
誰かが手を差し伸べなければ本当にそうなる人がいるかもしれない。<br />
そこで福士先生のような人が必要となるのである。<br />
これは想像に過ぎないが、ここにこの作品の言いたい事が表現されており、そして山田洋次監督はその辺のところを強く訴えたかったのではないかと感じる作品だと思う。&nbsp;<br />
&nbsp;</font></p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E3%80%80%E5%A5%AE%E9%97%98%E7%B7%A8</link>
    <pubDate>Sat, 18 Jul 2009 02:45:06 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>第６作　「男はつらいよ」　純情篇</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2">第６作　「男はつらいよ」　純情篇　　１９７１年（昭和４６年）<br />
&nbsp;</font><a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/06.jpg"><font size="2"><img alt="06.jpg" align="left" border="0" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1244095359/" /></font></a><font size="2"><br />
第６作は主題歌が流れる時の<br />
オープニングのシーン！<br />
ちょっと異質なオープニングシーンで<br />
柴又界隈の空撮である。<br />
なぜ空撮なのか？<br />
本篇の冒頭で寅さんが旅先にいるからだろうか？<br />
もしかしたら単に空撮が流行っていたからだろうか？<br />
この作品の空撮については謎である。&nbsp;<br />
旅先の食堂でうどんをすする寅さん！<br />
食堂のテレビで偶然目にした番組は、<br />
柴又が登場する「ふるさとの川　～江戸川～」であった。<br />
帝釈天と御前様がテレビに映り、続いてだんご屋の紹介で「とらや」が映った。<br />
だんごを作るおいちゃんも映り、最後は江戸川土手の橋に座るさくらが映った。<br />
それを見た寅さんは思わず「とらや」に電話を入れ、自分の居場所を教えた。</font></p>
<p><font size="2">寅さんは五島に行く為に長崎で船を待っているが、船は明日まで出ない。<br />
寅さんは近くに座っている子連れの女・絹代（宮本信子）に何気なく声を掛けた。<br />
絹代は今晩泊まるお金が足りないので貸して欲しいという。<br />
寅さんは絹代を同じ宿に泊めてやる事にしたが、<br />
夜、お金を借りたお礼にと絹代が突然服を脱ぎ始めた。<br />
絹代は宿代を体で払おうとしたのである。絹代に一言「自分にも同じぐらいの年の妹がいる、妹が同じことしたら・・・」と言いながら、それを制止する寅さん。<br />
翌朝、寅さんは絹代といっしょに五島まで行き、絹代を実家まで送った。絹代は訳ありで亭主から逃げ、実家の父親（森繁久彌）のところへ戻ってきたのである。<br />
経緯を父親に話すが受け入れてもらえない絹代。絹代の父親の話を聞いている内に寅さんの方が家に帰りたくなり、そのまま次の船に乗る事となった。 <br />
この作品の小さなテーマとして親心が挙げられる。<br />
絹代の父が、自分の娘に優しくしてやりたい気持ちを堪えて先々の事を考えて厳しい発言をしている。<br />
ラストシーンの娘からの電話で堪え切れずに父親（森繁久彌）が鼻から涙を垂らしている事で娘を慕う親心がうかがえる。</font></p>
<p><font size="2">「とらや」では遠縁にあたる夕子（若尾文子）がこれまた訳ありで亭主と別居して「とらや」のニ階に下宿していた。<br />
そこへ帰ってきた寅さんが自分の部屋を貸した事に腹を立て、おいちゃんと揉めてまた旅に出ると言い出した。<br />
しかし、ニ階から降りてきた夕子の顔を見たとたんにその気持ちはどこへやら（＾＾）<br />
一転して旅に出るのはやめ、同居する事となった。寅さんはすぐに夕子といっしょに帝釈天に行くなどし、どうやら夕子に一目惚れしてしまったらしい。<br />
夕子が風呂場に入り、ガラス越しに上着を脱ぐところが目に入った寅さんは、それから全く落ち着きをなくしてしまう。<br />
物音がするたびに一瞬風呂場に目をやり、またすぐに視線を変えてしまう。<br />
たまらなくなり、茶の間にいるおいちゃんに「何考えてんだ！」と食って掛かり、おいちゃんに「お前と同じ事だよ」と言われる。<br />
実はおいちゃんは「今日も日が暮れたなぁ」と考えているだけだったのに、「お前と同じ事だよ」と言われた寅さんは思わずおいちゃんを「汚い男だねぇ」と罵る。<br />
結局は自分のスケベ心を自分でばらしてしまった。このシーンは何度見ても最高に傑作である。</font></p>
<p><font size="2">夕子が体調を崩して寝こみ、髪の毛をボサボサにしたヤブ医者の山下医師（松村達雄）が往診にやってきた。<br />
診察の時に体のどこを見た見ないという話になり、寅さんと山下医師が少し揉めたが夕子の体調はすぐに良くなった。</font></p>
<p><font size="2">以前から独立を目指していた博がそろそろ具体的に動き出した。<br />
どこかでその噂を聞きつけてきたタコ社長が唇を目一杯とがらせておいちゃんに愚痴をこぼした。<br />
博が独立について寅さんに相談したところ、すぐにやれと言う。<br />
博がタコ社長への義理を気にしていると察した寅さんは、自分がタコ社長に掛け合ってやるという話になった。<br />
寅さんがしゃしゃり出るとロクな事にならないが・・・。<br />
すぐにタコ社長の家に話をつけに行った寅さんだが、逆にタコ社長に泣きつかれてしまい、今度は博を何とか説得してやるという話に展開した。<br />
タコ社長が、博に辞められた場合の痛手を語る時の心境は、まさに町工場の経営者の苦悩である。<br />
博を説得してくれと寅さんに頼む時のタコ社長の顔には絶望感さえ漂っているが、<br />
寅さんが引き受けてくれるとなった時に、自分の子供に「蒲焼買って来い、４００円のヤツだぞ。寅さんにご馳走するから」、<br />
と言った時のタコ社長の後ろ姿には安堵感が滲み出ている。やはりこの辺はさすがに名役者！太宰久雄さんである。 <br />
しかしこの様な重要な問題解決を寅さんに託すところはやはり喜劇であり、そこが「男はつらいよ」の見所でもある。<br />
翌日、前夜の事が気になったタコ社長は、遅寝をしている寅さんをたたき起こし、「あれから話はどうなったか」と尋ねた。<br />
寅さんは「話はついた」と言いながらまた寝てしまった。<br />
それを聞いて安心して帰るタコ社長。続けて博も寅次郎のところへやってきて、「あれから話はどうなりましたか」と尋ねた。<br />
そこで寅さんは博にも「話はついた」と言ってしまった。実は何も話をつけていないにもかかわらず、ニ人共に「話はついた」と答えてしまったのである。<br />
タコ社長にしてみれば博が会社を辞めないというこんな嬉しい話はなく、早速その夜みんなでお祝いの席を設けようと言い出した。<br />
それを聞いた博はてっきり自分の門出を祝ってくれての事だと勘違いし、大喜びしたのである。<br />
そして宴会の席、博とタコ社長はお互いに「ありがとう」と言い合いながら、自分がどうして「ありがとう」と言われるのかお互いに意味がわからなかった。 <br />
博が今まで世話になった礼を言ったところで話の食い違いがばれてしまい、怒りの鉾先はもちろん寅さんに向けられた。<br />
当たり前である、お互い共都合のいい解釈をしていたのだから・・・<br />
タコ社長と喧嘩を始めた寅さんを尻目に、頭にきた博は一人で家に帰ろうとした。<br />
ところがさくらの話であてにしていた独立資金が父親から支援してもらえなくなったと聞き、その場であっさり独立を諦めてしまったのである。<br />
博はタコ社長に詫びを入れ、この件は一件落着となった。</font></p>
<p><font size="2">しばらくして寅さんの体の具合が悪くなった。まぎれもなく夕子への恋の病である。<br />
ヤブ医者の山下医師が往診に来たが、病人が夕子ではなく寅さんだとわかると寅さんの顔も見ずに、「寅なら大丈夫」と言って帰ってしまった。<br />
食欲もなく水しか飲まない寅さんであったが、夕子が「元気になったら江戸川に散歩に連れて行ってほしい」と言ったとたんに元気になり、<br />
翌朝６時に起きて朝風呂をあびる始末。床屋に行った後で夕子と江戸川に散歩に行き寅さんが夕子に得意のアイツキ仁義の口上を披露している。<br />
寅さんの「わたくし、生まれも育ちも・・・」を聞いた夕子が寅さんを素敵だと誉め、寅さんは調子に乗ってどんどん口上を披露する。<br />
しかしその直後に間接的表現で寅さんの気持ちを受け入れられないと丁寧に振られてしまった。<br />
これは寅さんを傷つけまいとする夕子の最大限の優しさであるにもかかわらず、寅さんは自分の事とは気がつかない。<br />
振られたにもかかわらず、それが自分の事だとは気がつかない寅さんは、何を勘違いしたのか山下医師の所まで行き、「夕子さんは諦めるように」と文句を言ったのである。</font></p>
<p><font size="2">そして遂に来るべき時が来た！！！<br />
夕子の亭主（垂水悟郎）が夕子を迎えに「とらや」までやって来たのである。<br />
亭主の迎えに何も言わずに従う夕子。夕子は所詮は人妻。<br />
いつかはこうなる事がわっかていた寅さんではあるが、気持ちは寂しさで一杯である。<br />
この気持ちにケリをつける為、寅さんは再び旅に出て行くのであった。</font></p>
<p><font size="2">柴又駅での寅さんとさくらの別れのシーンがある。<br />
４８作中、柴又駅での別れのシーンは何度もあるが、この作品が柴又駅での別れの初めての作品である。<br />
このシーンでは寅さんが１６歳の時に家を飛び出した時のさくらとの思い出話が語られる。<br />
この柴又駅での別れのシーンこれから何度も出てくるが、さくらだったりマドンナだったり色んな人との別れのシーンがある。<br />
その時、その時で色んな深い意味がある見逃せないシーンだ！&nbsp; <br />
もう一つの印象的なシーンとして、寅さんに対して怒ったさくらが「とらや」から帰ってしまうシーン。<br />
さくらを追いかけ、帝釈天の山門の前で自分の本音を語る寅さんの話に思わずさくらが吹き出してしまうシーンに兄弟愛のようなものを感じる。</font></p>
<p><font size="2">もう一つ注目したい点が！<br />
ヤブ医者役で登場している松村達雄さん。<br />
山下医師としてニ度「とらや」に顔を出し、おいちゃん役の森川信さんとのツーショットシーンもある。<br />
数作後からこのヤブ医者役の松村達雄さんが新しいおいちゃん役になろうとはこの時点で誰が想像できたであろうか。<br />
後で考えればこの作品で二人が顔を合わせたのは何かの暗示だったのだろうか。</font></p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%96%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E3%80%80%E7%B4%94%E6%83%85%E7%AF%87</link>
    <pubDate>Thu, 04 Jun 2009 06:07:14 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">hakobartorasan.blog.shinobi.jp://entry/6</guid>
  </item>
    <item>
    <title>第5作　「男はつらいよ」望郷篇</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>第５作「男はつらいよ」望郷篇　１９７０年（昭和４５年）</p>
<p>函館 イタリアン 飲食店情報サイト はこＢＡＲ グランドオープン♪♪<br />
<a href="http://www.hakodate-nomiya.com/">www.hakodate-nomiya.com/</a><br />
<br />
<br />
<a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/05.jpg"><img alt="05.jpg" align="left" border="0" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1240819881/" /></a><br />
<font size="2">冒頭の夢のシーン<br />
旅から急いで帰る寅さん。<br />
病床で口も聞けないおいちゃんが一言だけ言い残して死んでしまった。泣きじゃくる寅さんに声を掛けて腕を掴むさくら。<br />
「お兄ちゃん、お兄ちゃん・・・お客さん、お客さん」、旅先の店で昼寝をしていた寅次郎が、女中に腕を掴まれて目を覚ます。&nbsp;</font></p>
<p><font size="2"><br />
夏の暑い日に寅さんが旅から帰ってきた。おいちゃんの死んだ夢が気になって帰る前に上野から「とらや」に電話を入れた寅さん。<br />
電話に出たおばちゃんが、冗談で「おいちゃんはやっと息をしてるだけよ」と言ったのを寅さんは真に受け、慌ててタクシーで帰ってきた。 <br />
帰る道々そこら中に手を打ってきたので寅さんが帰ってきたすぐ後に、御前様や近所の人達、そして葬儀屋が続々と「とらや」にやって来た。<br />
ほんの冗談のつもりがそこまで話が発展してしまい、<br />
その事で夜になって大喧嘩！<br />
怒って旅に出ようとする寅さんにさくらが平謝りし、<br />
結局「とらや」に留まる事となった。 <br />
しばらくして堅気のセールスマンになった登が札幌の政吉親分が重病だと寅さんに言いに来た。<br />
おいちゃん、タコ社長、御前様と誰かまわず札幌までの旅費を借りようとする寅さんをさくらが散々説教をした。<br />
しかしそれでも最後は寅さんにお金を貸してやった。<br />
寅さんは登を連れて札幌まで行き、<br />
生い先短い政吉親分に再会した。<br />
政吉親分には妾に産ませた息子がいた。<br />
病床でその息子の顔が見たいと寅さんに哀願する。<br />
寅さんと登は政吉親分の息子を捜しに函館まで行く事になった。<br />
やっと捜し出した息子の澄雄（松山省二）に事情を話してみたが、<br />
澄雄は母親と自分を不幸にした無責任な父親にはどうしても会いたくないと言う。<br />
寅さんは仕方なく政吉親分に言い訳をする為病院に電話したところ、親分は数時間前に死んだと聞かされた。</font></p>
<p><font size="2">札幌の宿で、実の親に対する登の不謹慎な気持ちに頭にきた寅さんは、登をぶん殴りすぐに田舎に帰れと登を宿から追い出した。<br />
すっかり気持ちを入れ換えた寅さんは「とらや」に帰り、<br />
おいちゃんとおばちゃんに今までの事を詫びた。<br />
そしてこれからは、<br />
「額に汗して油にまみれて働く」と誓ったのであった・・・・・</font></p>
<p><font size="2">寅さんは「人間、額に汗して、油にまみれて、地道に働かにゃあいかん」が口癖となり、何度もこのセリフが出る。<br />
このセリフの出所はさくらの説教である。<br />
政吉親分への仁義を果たす為に金を借りにきた寅さんに対し、<br />
さくらが説教した中にこのセリフが入っているのである。<br />
それ以後、あたかも自分で考えたかの様にこのセリフを連発する寅さんが実におかしい。<br />
一旦はタコ社長の印刷工場で働く決心をしたが、<br />
結局断られてしまう。<br />
タコ社長の印刷工場で働こうとした時の寅さんのスタイルも<br />
オバーオール穿いて滑稽な格好である。<br />
その後、寿司屋と天ぷら屋と風呂屋に行ったが全部断られ、頭にきた寅さんは最後に風呂屋のおやじの首を絞めてしまった。<br />
職探しに疲れた寅さんは、<br />
江戸川に置いてある小船の中で昼寝をした。<br />
ところが小船のロープが外れ、眠ったままの寅さんを乗せた小船は江戸川の川下の方へ流れて行ってしまった。 <br />
しばらくして寅さんからさくらの所に腐った油揚げが送られてきた。<br />
あれから寅さんは小船で浦安まで流され、浦安の豆腐屋に住み込みで働いていたのである。<br />
さくらが寅さんを尋ねて浦安の豆腐屋に行くと、そこには額に汗して油にまみれて働く寅さんの姿があった。<br />
豆腐屋のおかみさんにすっかり気に入られている寅さんだが、<br />
実はまたしても下心があった。<br />
豆腐屋の一人娘の節子（長山藍子）に惚れてしまっているのである。<br />
気持ちを入れ替えた寅さんが、「♪包丁一本～♪さらしに巻いて～♪」と唄いながら油にまみれて働く姿には感動すら覚える。<br />
これ程までに堅気の仕事を地道に働く寅さんの姿は、この作品以外で見る事はないだろう。実現はしなかったが（＾＾） <br />
ある日、浦安でゲンにあう！<br />
何でも、御前様に首にされて寅さんを探して浦安まで来たらしい。<br />
一緒に豆腐屋に居候してしまい。<br />
ある晩、節子が寅さんの部屋にやってきて、「できればずっとこの店に居てもらえないかしら」と突然に言った。<br />
これをプロポーズだと思った寅さんは、しどろもどろになりながら「いいよ」と答えた。 <br />
次の日の夜、寅さんがずっと店にいてくれるお祝いで、<br />
家族で一杯やる事になった。<br />
乾杯の後に、豆腐をよく買いに来る若い男（井川比佐志）がスイカを土産に持って店にやってきた。<br />
若い男は寅さんがずっと店に居てくれる事に対し、<br />
「これからも宜しく」と言う。<br />
何故その男に「宜しく」と言われるのか不思議に思った寅さんは、<br />
「この男は親戚か」とおかみさんに尋ねた。<br />
おかみさんの答えは「これから親戚になる男」だった。 <br />
その若い男は国鉄の職員で節子の恋人だったのである。<br />
節子が結婚して家を出ると豆腐屋を継ぐ人間がいなくなるので、<br />
その事で二人は今まで結婚できなかったのである。<br />
そこに寅さんが現れ、しかもずっと店に居てくれるとなればこの二人はすぐにでも結婚ができる事になる。<br />
寅さんにとっては何ともバツの悪い<br />
最悪の失恋となってしまったのである。 <br />
翌朝早く、寅さんはゲンに替わりに働けと言って豆腐屋を出た。<br />
そして花火大会の夜、「とらや」に電話が有り、おばちゃんが「寅ちゃん居なくなったんだって！やっぱり、振られたんだよぉ～」<br />
「とらや」では予想してたことだったようだ（＾＾）<br />
そんな時、寅さんがカバンを取り戻ってきた。<br />
タコ社長とケンカし「とらや」を飛び出し再び旅に出る結末となった。<br />
さくらが後を追いかけると寅さんがさくらに「地道な暮しは無理だった。今度だけは、地道に暮らせると思った。幸せに暮らせよ！」と<br />
寂しそうに夜の柴又を後に旅に出て行った。</font></p>
<p><font size="2">この作品は「死」と「地道な暮らし」がテーマになってるようで、<br />
夢のシーンではおいちゃんが亡くなり、<br />
寅さんが「とらや」に帰ってくるシーンではおいちゃんが口も聞けない重病であるかの様に寅さんを騙している。<br />
どうしても葬儀を仕切りたいだけの軽い感じだが、さくらの説教と政吉親分の死により、寅さんは今までの自分の生き方を深く反省して<br />
政吉親分の死がきっかけとなり、<br />
寅さんが地道な暮らしを望むストーリーに変わっていく。 <br />
今のこの時代、インターネットが普及し、IT企業だとか昭和の時代には考えられない仕事がある。<br />
さくらが寅さんに説教したセリフで考えさせられる一言が有る。</font></p>
<p><font size="2">「額に汗して、油にまみれて働く人と良い恰好してブラブラしてる人と<br />
どっちが良いの？地道に働くと言う事は尊い事なのよ。」</font></p>
<p><font size="2">この「尊い」辞書で調べてみると「身分・品質などが高い」とある。<br />
また別の辞書では「めでたい・楽しくよろこばしい。」とある。<br />
さくらの言いたい尊いとは、<br />
「地道に働くと言う事は、めでたくもあり、よろこばしい事だ」と言いたいのだと思う。<br />
今の私たち日本人が忘れてることは、汗水流して家族の為、自分の為働く事ではないでしょうか？<br />
&nbsp;</font></p>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC5%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E6%9C%9B%E9%83%B7%E7%AF%87</link>
    <pubDate>Mon, 27 Apr 2009 08:16:37 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">hakobartorasan.blog.shinobi.jp://entry/5</guid>
  </item>
    <item>
    <title>第４作　「新・男はつらいよ」</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2">第４作　「新・男はつらいよ」<br />
</font><br />
函館 イタリアン 飲食店情報サイト はこＢＡＲ グランドオープン♪♪<br />
<a href="http://www.hakodate-nomiya.com/"><font size="1">www.hakodate-nomiya.com/</font></a><br />
<br />
<font size="1"><font size="2">１９７０年（昭和４５年）<br />
</font></font><a target="_blank" href="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/File/04.jpg"><img alt="04.jpg" align="left" border="0" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1232513624/" /></a><br />
<font size="2">名古屋から柴又に帰ってきた　桂梅太郎、<br />
通称　タコ社長（太宰久雄）が名古屋の競馬場で寅さんにばったり会ったと言う。<br />
「ワゴンタイガー」というダメ馬に掛けて<br />
大当たりしたらしい。寅さんいわく<br />
「ワゴンタイガーは日本語で言えば車寅次郎！<br />
俺が頼んだらちゃんと返事をしてくれた」などど言っていたそうである。<br />
タコ社長の予想では、寅次郎はその後のレースできっとスッテンテンになっているだろうとの事であった。 <br />
しばらくして寅さんが「とらや」へ帰ってきた。<br />
</font><font size="2">実は競馬場でタコ社長と別れた後もツキに恵まれて大当たりし、<br />
結局１００万円稼いで名古屋から柴又まで<br />
タクシーで帰ってきたのである。</font></p>
<p><font size="2">冒頭の競馬場の回想シーン。<br />
もしここでの回想シーンがなかったら？<br />
たぶんなくてもとりあえずシナリオは成立するだろう。<br />
このシーンを回想ではなく本編の流れに入れるとどうなるのか？<br />
それでもシナリオは成立するが、それではあまりにも単調な流れに感じてしまうだろう。<br />
競馬で１００万円稼ぐにはそれなりの経緯が必要であり、<br />
またインパクトも必要である。<br />
そこで回想シーンで「ワゴンタイガー」なる競争馬を登場させ、<br />
後でタコ社長がその事を「とらや」で説明する事によって<br />
大儲けする寅さんの印象を強くする狙いがあったのではないだろうか。</font></p>
<p><font size="2">タクシーから降りると「いつ来ても相変わらず小汚ねぇ店だなぁ」<br />
などと言いながら「とらや」に入ってくる。<br />
稼いだ金額をもったいぶってなかなか言わず、遠まわしにした挙句に<br />
おいちゃんに１００万円の入った財布を放り投げて中を見させる。<br />
寅さんの性格が増幅されているところが面白い(-＾.＾-)</font></p>
<p><font size="2">驚くおいちゃんとおばちゃんに<br />
「ハワイ旅行に連れてってやる」などと息巻く寅さん。<br />
さらに調子にのって近所の人達を集め、<br />
無礼講などと言いながら稼いだ金で酒盛りを始めたのである。 <br />
舎弟の登が旅行代理店に勤めてることから<br />
競馬で当てた金でおいちゃん、おばちゃんをハワイへ<br />
連れて行く事にした寅さん。</font></p>
<p><font size="2">出発当日、寅さんは胸に真っ赤な日の丸を付けた白のスーツに<br />
身を固め、雪駄を履いていつものカバンを持っている。<br />
おいちゃんとおばちゃんは総理夫妻の様な雰囲気で、<br />
特におばちゃんの若づくりな服装にはびっくりしてしまう。</font></p>
<p><font size="2">羽田に向かう直前、旅行代理店に勤める登が<br />
泣きながら寅さんの所に来た。<br />
（またまたトラブル？毎度のことながら順調にはいきません！）<br />
登の話では、旅行代理店の社長が寅さんの金を<br />
持ち逃げしてしまったと言うのだ。<br />
もちろん航空会社への入金などはしていない。<br />
しかし御前様をはじめ、大勢の人が見送りに来てくれているので、<br />
ここはとりあえずみんなに黙って羽田に向かうしかない。<br />
登を皆に聞こえないよな小声で怒りながら頭をぶん殴りながら寅さんはそう判断し、みんなに万歳をされながら羽田に向かった。 <br />
羽田に着いてから、おいちゃん、おばちゃん、<br />
そして見送りにきた博に事情を説明し、<br />
夜こっそり「とらや」に戻る事とにした。<br />
寅さんの案で、みんなにはハワイに行った事にして何か聞かれたら<br />
「ハワイのお水が合いませんでしたからホテルから一歩も<br />
外には出ませんでした」と答えようという話になった。<br />
不安がるおいちゃんを説得し、<br />
しばらくの間は電気もつけられない生活、<br />
夜は博がさくらに友達の所へ行くといって<br />
「とらや」に食べ物など運んでいた。 <br />
運の悪い事にその夜、店の休みにつけ込んだ泥棒（財津一郎）が<br />
誰も居ない筈の「とらや」に盗みに入った。<br />
家の中にはストーブが焚かれており、誰もいない筈なのにそれに気がつかずに思わずストーブに温まる泥棒。<br />
ストーブにあたりながらすぐにおかしいと感づいたが、次の瞬間寅さんと博に捕まえらてしまう。<br />
泥棒を捕まえたのはいいが、１１０番するとハワイに行かなかった事が<br />
みんなにばれてしまう・・・。<br />
そこで寅さんは泥棒を逃がしてやる事にした。<br />
しかし足元をみた泥棒は黙って出て行こうとしない。<br />
寅さんは仕方なく泥棒に１万円をくれてやり、<br />
出て行ってもらう事にした。<br />
&nbsp;ところがこの泥棒、ニタニタ笑いながら１万円札を持って夜中の<br />
柴又商店街を歩いているのを警察官に怪しまれて事情を聞かれ<br />
「お金はとらやさんで貰った」と言うが、「とらやさんは旅行で留守だ」と嘘をつくなと言わんばかりに息巻く警察官。<br />
その騒ぎを聞き付け駆けつける近所の人達！<br />
結局寅さん達の嘘はあっけなくばれてしまう結末となった。<br />
寅さんはおいちゃんと大喧嘩となり、また旅に出てしまう。</font></p>
<p><font size="2">一ヶ月後、寅さんが再び「とらや」に帰ってきた。<br />
ニ階の部屋を下宿人に貸している事でおいちゃんとまた喧嘩になり、<br />
その足でまた旅に出ようとしたところへ下宿人の春子（栗原小巻）が<br />
帰ってきた。<br />
春子を見た寅さんは一目で春子に惚れてしまい、<br />
旅に出るのを中止して「とらや」に同居する事になった。<br />
春子は帝釈天の裏にあるルンビニー幼稚園の先生である。<br />
寅さんは春子といっしょに園児と遊ぶなどして<br />
その日から春子にべったりである。<br />
しばらくして春子の父が亡くなった。<br />
落ち込んでいる春子を何とか元気づける為に奮闘努力する寅さん。</font></p>
<p><font size="2">元気づける為に寅さんが春子と水元公園でボートに乗るシーンは<br />
笑える(-＾.＾-)<br />
職工達と共謀し、ボートに乗る二人の近くを職工達がギターを演奏し唄を唄いながら別のボートで通り過ぎるシーン、<br />
ボートに乗った職工達が『♪愛、あなたとニ人～』などと合唱しながら近くを通る。元気づけたい気持ちと惚れた気持ちが混同し、<br />
ちゃっかりこの様な唄を選んでいるところが面白い。</font></p>
<p><font size="2">しかしそれもつかの間、ある日春子の恋人・隆史（横内正）が「とらや」の春子のところへ突然遊びにきた。<br />
ちょうどそこへ春子の為に人形を買ってきた寅さんが帰ってきた。<br />
みんなで隆史の靴を隠すなどして何とか寅さんに気づかれない様にするが、上機嫌の寅さんは人形を持ってスタスタニ階にあがってしまった。<br />
しばらくして、「あっ・・・」という寅さんの声がニ階から聞こえ、<br />
続けて人形が階段を転げ落ちてきた。</font></p>
<p><font size="2">哀れ寅さんの恋は一巻の終わりとなり！<br />
『♪奮闘努力のかいもなく～♪』<br />
また失恋の旅に出る結末となってしまう。</font></p>
<p><font size="2"><br />
第４作はマドンナの色が濃い作品である。<br />
前作の第３作に引き続き、第４作も山田洋次監督の<br />
監督作品ではなく小林俊一監督である。<br />
山田洋次監督が監督をしなかった作品は全４８作中で第３作と第４作の２作品のみである。<br />
１作～３作もマドンナは登場するが、第４作のマドンナはそれまでの<br />
マドンナとは役割が少し違う様に思える。<br />
前作までは登場人物である印象を受けるのに対し、<br />
第４作は存在感を大きく感じる。<br />
マドンナの役割が大変重要であり、<br />
尚且つマドンナと「とらや」を結ぶ接点も何かしら必要だと思う。<br />
そういう意味では第４作のマドンナは「とらや」に限りなく近い存在で<br />
あり、映画の中の中心的な役割を担っていると言える。 <br />
マドンナがとらやに下宿するシナリオは以後の作品でも度々あるが、<br />
そういう点では以後の作品の原点の一つを<br />
第４作が作り出したのではないだろうか。&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</font></p>]]>
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    <category>未選択</category>
    <link>http://hakobartorasan.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%AC%AC%EF%BC%94%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8C%E6%96%B0%E3%83%BB%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D</link>
    <pubDate>Wed, 21 Jan 2009 04:55:23 GMT</pubDate>
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    <title>第３作　「男はつらいよ」フーテンの寅</title>
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    <![CDATA[<p>&nbsp;函館 イタリアン 飲食店情報サイト はこＢＡＲ グランドオープン♪♪<br />
<a href="http://www.hakodate-nomiya.com/"><font size="1">www.hakodate-nomiya.com/</font></a><font size="1"><font size="2"><br />
</font></font><font size="2"><br />
第３作　「男はつらいよ」フーテンの寅　１９７０年（昭和４５年）<br />
&nbsp;</font></p>
<p><font size="2"><img alt="03.jpg" align="left" border="0" src="//hakobartorasan.blog.shinobi.jp/Img/1228120123/" />日本で大阪万博が開催された年の<br />
正月公開作品。<br />
第３作は35年も昔の映画なんですね。</font><br />
<font size="2">オープニングのSL走る雪国の宿から風邪で寝込む寅さんと仲居役の悠木千帆(現 樹木希林)のけなげでしんみりした後、柴又の「とらや」へ帰ってきた寅さんにタコ社長が持ってきた縁談の話しが待っていた。<br />
何だかんだ言いながらも寅さんはその話しに乗り、<br />
すぐに見合いをする事に！<br />
笑えるシーンは寅さんが自分の女房観を語るシーンで。<br />
女房になってもらえるならババア以外なら誰でもいいと言いながらも、<br />
自分の願望を熱く語り周りを呆れさせる。<br />
そんな都合の良い女房はこの世にいる訳がないと誰もが思う。<br />
言いたいのは一つ一つの願望ではなく、女房の亭主に対する心遣いなのである。そんな完璧な女房などどこにもいない。しかし心遣いさえ亭主に通じれば、女房の全てを受け入れられるに違いない。<br />
このシーンで言いたいのはそういった事ではないのだろうか。 <br />
お見合い当日現れた相手は寅さんが前に仙台で知り合った<br />
お駒（春川ますみ）だった。<br />
しかも相手は亭主持ちでお腹の中に子供までいる。<br />
お駒から色々と事情を聞くと、亭主に女ができて家を出てしまい、<br />
その腹いせに誰でもいいから見合いをしようと思ったらしい。<br />
それを聞いた寅さんはお駒を放ってはおけず、その日の内に亭主を捜し出して話をつけ、二人の縁りを戻してやったのである。 <br />
しかしそこまでは良かったのだが、その夜二人の為に「とらや」で盛大にお祝いをしてやり、<br />
最後はハイヤーまで呼んで二人を熱海まで送ってやった。<br />
もちろん支払いは全て「とらや」への請求である。<br />
これにはおいちゃんとおばちゃんは大激怒。<br />
「なぜ他人にそこまでしてやらなきゃいけないのか」と寅さんに食って掛かるものの、寅さんにその様な理屈が通じるはずがない。<br />
一部始終を見ていた博が頭にきて我慢できなくなり、<br />
寅さんと喧嘩になってしまう。口では威勢が良かった寅さんだが、<br />
博にぶん殴られてあっけなく負けてしまう。<br />
博が初めて寅さんを殴ったうえに一本背負いまでしちゃうんですね。<br />
気まずくなった寅さんは次の日旅に出てしまった。<br />
&nbsp;<br />
一ヶ月後、おいちゃんとおばちゃんが旅行に出かけたところ、<br />
旅行先の湯の山温泉（ロケ地三重県四日市市）の旅館「もみじ荘」で寅さんとばったり会った。<br />
寅さんは「もみじ荘」で番頭をやっていたのである。<br />
文無しの時に腹を壊し便所を借りたのがきっかけで宿に泊めてもらい、<br />
いつのまにか番頭として居ついてしまったらしい。<br />
居つく理由は単純である！！！<br />
寅さんは「もみじ荘」の独身の女将・お志津（新珠三千代）に<br />
惚れているからである。 <br />
「もみじ荘」で働く女中の染奴（香山美子）には病気で働けない<br />
父親がいる。染奴はお志津の弟の信夫と恋仲にあったが、<br />
父親を食べさせる為には妾になるしかないと覚悟を決めていた。<br />
寅さんが二人の仲を取り持って東京に駈け落ちさせる事になるが、<br />
同時にこれは旅館の跡取り息子がいなくなる事を意味する。<br />
結局この事が切っ掛けとなり、お志津は女手一つでやってきた旅館を手放す決心がつき、自らも以前から付き合いのある<br />
大学教授・吉井氏の元へ嫁ぐ事となった。 <br />
何も知らない寅さんは風邪を引いて寝込み、<br />
寝言で『お志津さん・・・』などと言ってしまう始末。<br />
しかし旅館の女中がお志津の事を寅さんに話すと、<br />
寅さんは大変なショックを受けてしまった。<br />
そして寅さんは別れの一言を残し、「もみじ荘」を後にする結末となる。</font></p>
<p><font size="2">もみじ荘へ住み着いた寅さんが客への余興で見せる<br />
股旅芝居にしても、染奴の父親(花沢徳衛）を相手に<br />
仁義をきるその口上の口跡の良さにしても、<br />
渥美清という俳優の素晴らしさ、底の深さを味わえます。<br />
結局お志津さんには想い想われる大学の先生がいて、<br />
寅さんは身を引いて去ってゆくのですが、<br />
そのシーンより強い泣かせどころがその後の69年大晦日から<br />
70年元旦を迎えた時の「とらや」の茶の間で待っています。<br />
寅さんが映るTVを食入るように見つめる「さくら」の涙。<br />
寅さんの「渡世」のせつなさが全開です。</font></p>
<p><font size="2">この作品には暴力的なシーンが二つある。<br />
一つ目は博と寅さんの喧嘩である。<br />
このシーンでは博が寅さんを殴った挙句に投げ飛ばし、<br />
さらに起き上がろうする寅さんを押さえつける。<br />
「男はつらいよ」の全作品の中でここまで人を痛めつけるシーンがある作品は私の知る限りこの作品だけの様な気がする。<br />
もう一つはマドンナの弟・信夫と寅さんの喧嘩のシーンである。<br />
橋の上で喧嘩を始める二人だが、寅さんが仁義をきっている最中に<br />
信夫がいきなりナイフを取り出す。<br />
このシーンを見ると何かルール違反をしている様な気になります。</font></p>
<p><font size="2">第３作はマドンナが「とらや」に登場しない作品である。<br />
そして最後に寅さんが旅に出るシーンも柴又からではなく<br />
旅先からである。<br />
そのせいか全体のストーリーが完全に連携してない様な印象を受ける<br />
この作品は監督が山田洋次ではなく森崎東&nbsp; 脚本に山田洋次 、<br />
監督が違うだけでこんなにも違うのであろうか？<br />
少し寂しさを感じる作品である。</font></p>
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&nbsp;</font></p>]]>
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    <category>未選択</category>
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    <pubDate>Mon, 01 Dec 2008 08:38:22 GMT</pubDate>
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